世界の有名壁画をご紹介。歴史やアーティストについて詳しく解説 。
2024.07.10
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ART×CULTURE
有名な壁画ってどんなものがあるの? これを読んでくださっているあなたは、なんとなくこれが有名なのかなと思い浮かぶ壁画はあるけれど、詳しく知りたいと思っているのではないでしょうか。これまでに100作品以上の壁画制作を手がけるNOMAL ART COMPANYだからこそ今見てほしい、有名壁画作品をアーティストの魅力と壁の魅力を併せて厳選してご紹介します。
【著者】 NOMAL ART COMPANY/スタッフ
1992年生まれ。これまでオフィス・店舗・パブリック等の数々の壁画ディレクションに携わる。壁画を初め、アート作品に込められたメッセージや意図が見えた時に悶絶するタイプ。ストーリーがあるものに愛着を持ちがちです。
そもそも壁画とは?MURAL(ミューラル)についての解説はこちら
タイトル:「A Violonchelista de Fene」(フェネのバイオリンチェリスタ)
実は壁画専門のアートフェスティバルがあるんです。 その中でも目を引くのがスペインのアーティスト、スフィールが描く「A Violonchelista de Fene(フェネのバイオリンチェリスタ)」。 集合住宅の採光窓のための凹みを巧みに活かし、チェロの指板部分を表現。まさに生活の中にある壁画! 夜になると窓明かりから漏れ出た光に照らされる壁画はまた少し雰囲気が変わり、太陽の動きと共に表情を変えていく壁画はまさに屋外壁画の醍醐味です。この女性が奏でる音は、どんなメロディーなのかそんなことを考えながら見上げたくなる作品ですね。
タイトル:「My God, Help Me to Survive This Deadly Love」(神よ、この死に至る愛の中で我を生き延びさせ給え)
「兄弟のキス」とも呼ばれる「My God, Help Me to Survive This Deadly Love(神よ、この死に至る愛の中で我を生き延びさせ給え)。
壁画スポットでもあるベルリンの壁のイーストサイドギャラリーの中でも恐らく、一番有名なこちらの作品。 社会主義者の兄弟のキスを白黒写真で撮影されたものをモチーフとし、政治が渦巻く当時の情勢を、愛によって起こる痛みという普遍的なメッセージを持って描いています。
東西を隔てるベルリンの壁に描くからこそより意味をなすメッセージと、実はこちら男性達の唇の位置がちょうど立って鑑賞するときの目線の高さになるように、モチーフの写真が切り取られて描かれています。全体を見るためには少し距離を取ることも重要だというメッセージにも取れますね。
何故この壁だったのか、どのように観てほしいと思っているのか、ロシア語とドイツ語の2言語で文字が描かれる理由とは、言われてみると気になりませんか? アーティストのドミトリ・ヴルーベルの壁画に込めた想いがしっかりと伝わっているからこそ、社会情勢と合わせて世界的にも有名な作品になったように感じます。時代は変わって今ならLGBTQの愛を表現しているように見えるかも知れないですね。長くある壁画だからこそ、見る人によって受け取り方も様々なのがアートの面白いところ!
タイトル:「Girl with Balloon」(風船と少女)
もはや説明は不要かも知れませんね。神出鬼没の覆面アーティスト、バンクシー。オークションに出品された『風船と少女』は落札後に額縁に仕掛けられたシュレッダーによって自己細断された「オークション中にライブで制作された史上初の芸術作品」としても有名な同作品。ちなみにそのシュレッダーにかけられた作品は後に『愛はごみ箱の中に(Love is in the Bin)』と改題されています。
タイトル:「Love is in the Air」(愛は空中に)
パレスチナ問題を批判するメッセージが込められているこの壁画。火炎瓶の代わりに花束を投げる暴徒が描かれており、平和の象徴の「花」を荒々しく投げる様子は暴力ではなく、アーティストとしての抗議の形。
描いているのは、パレスチナの民衆で自然発生した老若男女が石を投げたりし、政府の圧政に一斉に抗議したインティファーダと、自身に突きつけられた銃口に花を刺した勇気ある若者の姿を写真に納めた、写真家バーナーボストンの「フラワー・パワー」がモチーフと言われています。ペンは剣よりも強しという言葉もありますが、もしかして一番強いのは花なのかも知れないなと思っちゃいますね。
いつか正体を表してくれるのか、ずっと正体不明のままでいて欲しい気もするし・・・いずれにせよ次は何を描くのか気になる存在のバンクシー。「何がアートで、何がアート作品じゃないかは鑑賞者が決めること」そう言いながら、どんどんと作品を作っていく生き様はただただ、かっこいいなと感嘆です。
タイトル:「Ethnicities」(エトニアス ※民族の意)
こちらは2016年のリオオリンピックを記念した壁画。思わず息を呑むような色彩と大きさで描かれています。 スポーツの祭典に競争と団結の精神で5大陸から集まる様子を、5人の民族を描くことで多様性のある姿が表現されています。ちなみにこちらの壁画、高さ約15メートル、幅約200メートルの大壁画で当時のギネス世界記録に認定され、翌年同アーティストのエドゥアルド・コブラがこの記録を塗り替えています。
大通りに面したこの壁画は、アートとして純粋に楽しむことはもちろんのこと、屋外広告としてオリンピックを象徴するものの一つでもあり、壁画が街を包み込むような包容力と共に広告の役割も持っています。 などなど色々と言いますが、個人的にこの色彩感覚!大好きです!
タイトル:「Crying Masaryk」(泣いているT.Gマサリク)
見ている人にまるで語りかけてくるかのように、トリックアートの技法をもちいて崩れた壁の隙間で涙を流しこちらを見つめる男性。
モチーフとして描かれているのは、初代チェコ大統領のトマーシュ・ガリック・マサリク。アーティストのケミスが議論を巻き起こしたいという意図の元、描かれたこの壁画。まさにこの意図の通りチェコの国旗で涙を拭う初代大統領の眼差しには強い意志を感じます。これは筆者の憶測ですが、労働者階級の生まれから哲学教授になり、人種差別に反対するなど様々な人道的に活動を行った末にチェコスロバキアの独立まで導いたマサリクの想いは、現代に受け継がれているのか?と国の行く末を憂うような作品ですね。個人が国に対して責任を持ち、次の世代が泣かなくても良いような世界にしようというアーティストのケミスの想いが込められています。
壁を通して、鑑賞者との接点を作れるところも壁画の面白いところですね!
表現の国アメリカ。そこにアーティスト達が集まる一角があります。 元々は倉庫街のため家賃が安い地区で、市内の高い家賃を払うことに苦労していたアーティスト達が住み出したことが始まり。今では最先端のアートが始まるというだけでなく、レストランやショップが多数集まり街を大きく変えた場所でもあります。
壁画といえばで思い浮かぶ人が多いであろう、SNSで一躍有名になったColette Millerの天使の羽も実はここに位置しています。天使の羽の間に立つとまるで羽を背負ったかのような写真を撮影できる、参加型アートのGlobal Angel Wings Projectの第一号もこのアーツディストリクトから始まりました。 どこを歩いても写真映えすること間違いなし!コーヒー片手に多種多様なアーティスト達の作品を観ながら散歩なんて最高ですよね。
いつか日本にもこういう場所を作ることが筆者の密かな夢だったりします。
タイトル:「Giants」(ジャイアンツ)
平面的に描くだけではなく、「壁画の表現の幅を広げたい。」というアートディオ「OSGEMEOS」により、表現したいものにマッチした場所探しから始まったプロジェクト。選ばれたのは風化した工業地帯にあるコンクリートなどを貯蔵するための高さ約21mのサイロです。頭からつま先まで360度びっしりとカラフルに彩られた巨人達は、双子のアートデュオの明るさと新たな表現への情熱が感じられ、工業地帯に新たな命が吹き込まれています。
平面に描くだけでも充分に素敵なのに、もっと表現の幅を広げたい。壁の可能性はもっとある!という想いから生まれた今作。その情熱もさることながら、作品自体がなんとも言えぬ可愛らしさ。憎めない表情をしたカラフルな巨人達、もしかして何か意味があるのかもとちょっと気になってきませんか?
タイトル:「明治ザ・チョコレート」
ここまで読んでくださったあなた。そろそろ、「日本の面白い壁画はどこにあるの?」とちょうど思ってくださっているところかと思います。
あります、日本の壁画。そろそろ弊社のご紹介もしたいところでした(笑)
再開発の進む下北沢の街。そこに壁画広告の登場です!せっかくある壁なら、かっこいいアートで彩られて、なおかつそれが広告の役割も果たすなんて最高だと思いませんか? 描いたのは『明治ザ・チョコレート』のリニューアルに伴うアート。
原料のカカオの採取からテーブルの上でチョコレートになり、私たちの手元に美味しいチョコレートが届くまでの様子が流れるような鮮やかなタッチで描かれる。実はこの壁画自体はもうないのですが、現在数ヶ月おきにアーティストが壁画を描く壁になっており、違った顔を見ることができます。運が良ければ制作過程に立ち会えるかも?
製作過程から余すことなく楽しんでほしいというのもNOMAL ART COMPANYの想いです。このサイズの壁にどうやってバランス取って絵を描くの?という疑問や、線画から色が乗って、色味がどんどん深みを持ったものに変わっていく様子をぜひ間近で楽しんでいただけると嬉しいです。
カルチャーの街、下北沢から壁画カルチャーがもっと広がれ!という想いも込めて描いているのでぜひお立ち寄りください。
<最新情報はInstagramから>
ちなみに日本ではウォールアートという言葉が有名ですが、これは和製英語であり正確には壁画のことを英語でMURAL(ミューラル)と言います。
弊社が手がけたMURAL(ミューラル)一覧はこちらから。
「壁」というと、壁にぶち当たる・超える・なんだか壁を感じるなど、なんとなくマイナスイメージのある言葉。 そこにアートが入ることで、無限の可能性が広がることを感じていただけたでしょうか? 大きな壁に描くことで、沢山の人がメッセージを同時に感じることができる。しかもそれが、おしゃれで格好いい!一つのシンボルを作ることで、オフィスの雰囲気ががらっと変わったり、お店の想いをお客様に感じてもらえたりします。壁画制作を検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
【著者】 NOMAL ART COMPANY/スタッフ
1992年生まれ。これまでオフィス・店舗・パブリック等の数々の壁画ディレクションに携わる。壁画を初め、アート作品に込められたメッセージや意図が見えた時に悶絶するタイプ。ストーリーがあるものに愛着を持ちがちです。
そもそも壁画とは?MURAL(ミューラル)についての解説はこちら
コンテンツ
①堂々と描かれた女性チェリスト@スペイン
タイトル:「A Violonchelista de Fene」(フェネのバイオリンチェリスタ)
アーティスト:Sfhir(スフィール)
実は壁画専門のアートフェスティバルがあるんです。 その中でも目を引くのがスペインのアーティスト、スフィールが描く「A Violonchelista de Fene(フェネのバイオリンチェリスタ)」。 集合住宅の採光窓のための凹みを巧みに活かし、チェロの指板部分を表現。まさに生活の中にある壁画! 夜になると窓明かりから漏れ出た光に照らされる壁画はまた少し雰囲気が変わり、太陽の動きと共に表情を変えていく壁画はまさに屋外壁画の醍醐味です。この女性が奏でる音は、どんなメロディーなのかそんなことを考えながら見上げたくなる作品ですね。
②世界でも最も有名な壁画の一つ。感情渦巻く壁に描かれるメッセージ@ベルリン
タイトル:「My God, Help Me to Survive This Deadly Love」(神よ、この死に至る愛の中で我を生き延びさせ給え)
アーティスト:Dmitri Vrubel(ドミトリ・ヴルーベル)
「兄弟のキス」とも呼ばれる「My God, Help Me to Survive This Deadly Love(神よ、この死に至る愛の中で我を生き延びさせ給え)。
壁画スポットでもあるベルリンの壁のイーストサイドギャラリーの中でも恐らく、一番有名なこちらの作品。 社会主義者の兄弟のキスを白黒写真で撮影されたものをモチーフとし、政治が渦巻く当時の情勢を、愛によって起こる痛みという普遍的なメッセージを持って描いています。
東西を隔てるベルリンの壁に描くからこそより意味をなすメッセージと、実はこちら男性達の唇の位置がちょうど立って鑑賞するときの目線の高さになるように、モチーフの写真が切り取られて描かれています。全体を見るためには少し距離を取ることも重要だというメッセージにも取れますね。
何故この壁だったのか、どのように観てほしいと思っているのか、ロシア語とドイツ語の2言語で文字が描かれる理由とは、言われてみると気になりませんか? アーティストのドミトリ・ヴルーベルの壁画に込めた想いがしっかりと伝わっているからこそ、社会情勢と合わせて世界的にも有名な作品になったように感じます。時代は変わって今ならLGBTQの愛を表現しているように見えるかも知れないですね。長くある壁画だからこそ、見る人によって受け取り方も様々なのがアートの面白いところ!
③神出鬼没の超有名アーティストバンクシー@ロンドン
タイトル:「Girl with Balloon」(風船と少女)
アーティスト:Banksy(バンクシー)
もはや説明は不要かも知れませんね。神出鬼没の覆面アーティスト、バンクシー。オークションに出品された『風船と少女』は落札後に額縁に仕掛けられたシュレッダーによって自己細断された「オークション中にライブで制作された史上初の芸術作品」としても有名な同作品。ちなみにそのシュレッダーにかけられた作品は後に『愛はごみ箱の中に(Love is in the Bin)』と改題されています。
タイトル:「Love is in the Air」(愛は空中に)
アーティスト:Banksy(バンクシー)
パレスチナ問題を批判するメッセージが込められているこの壁画。火炎瓶の代わりに花束を投げる暴徒が描かれており、平和の象徴の「花」を荒々しく投げる様子は暴力ではなく、アーティストとしての抗議の形。
描いているのは、パレスチナの民衆で自然発生した老若男女が石を投げたりし、政府の圧政に一斉に抗議したインティファーダと、自身に突きつけられた銃口に花を刺した勇気ある若者の姿を写真に納めた、写真家バーナーボストンの「フラワー・パワー」がモチーフと言われています。ペンは剣よりも強しという言葉もありますが、もしかして一番強いのは花なのかも知れないなと思っちゃいますね。
いつか正体を表してくれるのか、ずっと正体不明のままでいて欲しい気もするし・・・いずれにせよ次は何を描くのか気になる存在のバンクシー。「何がアートで、何がアート作品じゃないかは鑑賞者が決めること」そう言いながら、どんどんと作品を作っていく生き様はただただ、かっこいいなと感嘆です。
④オリンピック記念に作成された、広告としての意味もある壁画@ブラジル
タイトル:「Ethnicities」(エトニアス ※民族の意)
アーティスト:Eduardo Kobra(エドゥアルド・コブラ)
こちらは2016年のリオオリンピックを記念した壁画。思わず息を呑むような色彩と大きさで描かれています。 スポーツの祭典に競争と団結の精神で5大陸から集まる様子を、5人の民族を描くことで多様性のある姿が表現されています。ちなみにこちらの壁画、高さ約15メートル、幅約200メートルの大壁画で当時のギネス世界記録に認定され、翌年同アーティストのエドゥアルド・コブラがこの記録を塗り替えています。
大通りに面したこの壁画は、アートとして純粋に楽しむことはもちろんのこと、屋外広告としてオリンピックを象徴するものの一つでもあり、壁画が街を包み込むような包容力と共に広告の役割も持っています。 などなど色々と言いますが、個人的にこの色彩感覚!大好きです!
⑤まるで語りかけてくるかのような壁画@チェコ共和国
タイトル:「Crying Masaryk」(泣いているT.Gマサリク)
アーティスト:Chemis(ケミス)
見ている人にまるで語りかけてくるかのように、トリックアートの技法をもちいて崩れた壁の隙間で涙を流しこちらを見つめる男性。
モチーフとして描かれているのは、初代チェコ大統領のトマーシュ・ガリック・マサリク。アーティストのケミスが議論を巻き起こしたいという意図の元、描かれたこの壁画。まさにこの意図の通りチェコの国旗で涙を拭う初代大統領の眼差しには強い意志を感じます。これは筆者の憶測ですが、労働者階級の生まれから哲学教授になり、人種差別に反対するなど様々な人道的に活動を行った末にチェコスロバキアの独立まで導いたマサリクの想いは、現代に受け継がれているのか?と国の行く末を憂うような作品ですね。個人が国に対して責任を持ち、次の世代が泣かなくても良いような世界にしようというアーティストのケミスの想いが込められています。
壁を通して、鑑賞者との接点を作れるところも壁画の面白いところですね!
⑥どこを歩いても壁画!街を彩るアート地区 @ロサンゼルス
「Arts district」(アーツ・ディストリクト※アート地区)
表現の国アメリカ。そこにアーティスト達が集まる一角があります。 元々は倉庫街のため家賃が安い地区で、市内の高い家賃を払うことに苦労していたアーティスト達が住み出したことが始まり。今では最先端のアートが始まるというだけでなく、レストランやショップが多数集まり街を大きく変えた場所でもあります。
壁画といえばで思い浮かぶ人が多いであろう、SNSで一躍有名になったColette Millerの天使の羽も実はここに位置しています。天使の羽の間に立つとまるで羽を背負ったかのような写真を撮影できる、参加型アートのGlobal Angel Wings Projectの第一号もこのアーツディストリクトから始まりました。 どこを歩いても写真映えすること間違いなし!コーヒー片手に多種多様なアーティスト達の作品を観ながら散歩なんて最高ですよね。
いつか日本にもこういう場所を作ることが筆者の密かな夢だったりします。
⑦平面だけじゃない!?360度ぐるっと描かれた壁画@カナダ
タイトル:「Giants」(ジャイアンツ)
アーティスト:osgemeos(オスジェメオス)
平面的に描くだけではなく、「壁画の表現の幅を広げたい。」というアートディオ「OSGEMEOS」により、表現したいものにマッチした場所探しから始まったプロジェクト。選ばれたのは風化した工業地帯にあるコンクリートなどを貯蔵するための高さ約21mのサイロです。頭からつま先まで360度びっしりとカラフルに彩られた巨人達は、双子のアートデュオの明るさと新たな表現への情熱が感じられ、工業地帯に新たな命が吹き込まれています。
平面に描くだけでも充分に素敵なのに、もっと表現の幅を広げたい。壁の可能性はもっとある!という想いから生まれた今作。その情熱もさることながら、作品自体がなんとも言えぬ可愛らしさ。憎めない表情をしたカラフルな巨人達、もしかして何か意味があるのかもとちょっと気になってきませんか?
⑧日本にもある!数ヶ月で変わる壁画@下北沢
タイトル:「明治ザ・チョコレート」
アーティスト:WHOLE9(ホールナイン)
ここまで読んでくださったあなた。そろそろ、「日本の面白い壁画はどこにあるの?」とちょうど思ってくださっているところかと思います。
あります、日本の壁画。そろそろ弊社のご紹介もしたいところでした(笑)
再開発の進む下北沢の街。そこに壁画広告の登場です!せっかくある壁なら、かっこいいアートで彩られて、なおかつそれが広告の役割も果たすなんて最高だと思いませんか? 描いたのは『明治ザ・チョコレート』のリニューアルに伴うアート。
原料のカカオの採取からテーブルの上でチョコレートになり、私たちの手元に美味しいチョコレートが届くまでの様子が流れるような鮮やかなタッチで描かれる。実はこの壁画自体はもうないのですが、現在数ヶ月おきにアーティストが壁画を描く壁になっており、違った顔を見ることができます。運が良ければ制作過程に立ち会えるかも?
製作過程から余すことなく楽しんでほしいというのもNOMAL ART COMPANYの想いです。このサイズの壁にどうやってバランス取って絵を描くの?という疑問や、線画から色が乗って、色味がどんどん深みを持ったものに変わっていく様子をぜひ間近で楽しんでいただけると嬉しいです。
カルチャーの街、下北沢から壁画カルチャーがもっと広がれ!という想いも込めて描いているのでぜひお立ち寄りください。
<最新情報はInstagramから>
「壁の可能性とは」
最後まで読んでいただきありがとうございます。 政治や歴史背景を表す象徴的な壁画から、アーティストのクリエイティビティが光るものまで。「壁画って面白いな」と思っていただければ幸いです。ちなみに日本ではウォールアートという言葉が有名ですが、これは和製英語であり正確には壁画のことを英語でMURAL(ミューラル)と言います。
弊社が手がけたMURAL(ミューラル)一覧はこちらから。
「壁」というと、壁にぶち当たる・超える・なんだか壁を感じるなど、なんとなくマイナスイメージのある言葉。 そこにアートが入ることで、無限の可能性が広がることを感じていただけたでしょうか? 大きな壁に描くことで、沢山の人がメッセージを同時に感じることができる。しかもそれが、おしゃれで格好いい!一つのシンボルを作ることで、オフィスの雰囲気ががらっと変わったり、お店の想いをお客様に感じてもらえたりします。壁画制作を検討されている方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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