
きのもと商会のワーキングスペース。自由な制作マインドを信じて予定調和ではなく描かれたアーティストDENPAの壁画
きのもと商会
Place: 執務エリア
Size: W 5.5m × H 2.4m
Days: 3days
Artist: Denpa
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きのもと商会のワーキングスペース。自由な制作マインドを信じて予定調和ではなく描かれたアーティストDENPAの壁画
「人が木の下に集まるように、心地よい環境からコミュニケーションが生まれる場所を創りたい」。そんな素敵な理念を持つきのもと商会様が、フラッグシップオフィスとなる自社のワーキングスペースに、沖縄出身のアーティストDENPAの壁画を迎えました。
言葉を超えた心地よさ – DENPAの“no concept”という魔法 –
DENPAの制作スタンスは、あえての“no concept”。言葉では捉えきれない質感とニュアンスを持つ抽象表現は、純粋な視覚的な快楽へと私たちを誘います。それは、その場所がただ心地よくなるように、丁寧に魔法をかけていくDENPAの生き様そのもの。意味を持たせないからこそ、その心地よさに人が自然と惹き寄せられる、そんな不思議な魅力を持つアートです。
「好きに描いて」が生んだ、真に自由な表現
通常、壁画制作にはクライアントからの具体的な要望があることが多いもの。しかし、きのもと商会の代表である村山様は、「DENPAさんの好きなように描いてもらって構いません。今は分からなくても、後から社員のリテラシーがついてきますよ」とお話しました。
この信頼こそが、アーティストをいつもの制作から解き放ち、本当にいいものを描くための最高の環境を作り出しました。
難解じゃない、共に育つアート – コミュニケーションの種 –
抽象画に対して、「難しそう」「意味が分からない」と感じる人もいるかもしれません。しかし、DENPAの抽象画は、そこにいる人たちの思い出や経験、そして語られたエピソードを吸い込み、時と共に愛着が湧く、まるで成長する植物のような存在です。そして、この存在が人と人とのコミュニケーションのきっかけとなった瞬間こそ、アートが最も輝き、その真価を発揮する時なのです。
現代の仕事は、小さなことから大きなことまで、人と人との繋がりから生まれます。オフィスという働く場所の環境を心地よくすることは、コミュニケーションの種をいたるところに蒔くことなのかもしれません。
アートとは「これまでになかったものをアーティストが生み出し、それを鑑賞者が発見する」ことで成り立つ文化。私たちは発見を重ねることで進化してきました。DENPAの壁画から何を感じても、それは間違いではありません。気づきがあればあるほど、アートは価値を増し、お金以上の、進化を促す力となるのです。