Works
制作事例
徹底的に「廃棄ゼロ」にこだわるサステナブルオフィスへ。一大オフィスリニューアルのエントランスを飾るシンボルアート
リリカラ株式会社
INFORMATION
徹底的に「廃棄ゼロ」にこだわるサステナブルオフィスへ。一大オフィスリニューアルのエントランスを飾るシンボルアート
Gravityfree
Client: リリカラ株式会社
Place Design:リリカラ株式会社
Place:エントランス
Size:W5.2m×H2.5m
Days:6
Artist:Gravityfree
Place Design:リリカラ株式会社
Place:エントランス
Size:W5.2m×H2.5m
Days:6
Artist:Gravityfree
- #オフィス
- #WALL ART
徹底的に「廃棄ゼロ」にこだわるサステナブルオフィスへ。一大オフィスリニューアルのエントランスを飾るシンボルアート
創業100年以上。襖紙、表装材料、和洋紙の販売から始まり、現在は空間設計・デザインや壁紙の販売まで多岐に渡る事業を展開されるリリカラ株式会社様。
そのスペースソリューション事業が新オフィスに移転するにあたり、オフィス設計チームがこだわり抜いて作り上げたコンセプトは「+1℃」。少しずつ熱が広がり伝播していくことを願って出来たコンセプトを持ったオフィスのエントランスに、シンボリックなアートを導入しようと壁画用の壁面をご用意いただきました。
壁画導入の理由は企業により様々ですが、リリカラ様の場合は「社員が行きたいと思える魅力的なオフィスを創りたい」という強い想いが理由にありました。
導入の過程でもできるだけ多くの社員様を巻き込みたい、ということで2回のワークショップを経て壁画は完成しました。
今回担当したアーティストは、日本の壁画界を牽引してきたベテランのペインターユニットでもあるGravityfree。djow(デジョー)さんと8g(エイジ)さんから成る2人組のアーティストであり、FUJI ROCK FESTIVALをはじめとした野外フェスで活動するなど国内外問わず活躍されています。
彼らの画風の特徴は、豊かで深いグラデーションから成るどっしりした世界観。見ていると暖かく前向きな気持ちになれる画風がリリカラにマッチしたため、依頼をすることになりました。
まず、アート思考ワークショップではアートのカードを使用して「自分個人の美意識」を開示。普段は知らないような仲間の美意識や原点をシェアすることでより深い議論へと繋げていきます。
グループワークでは「今のリリカラ株式会社」「未来のリリカラ株式会社」をテーマにディスカッション。その中で多く聞かれたのが「繋がり」「円」「柔らかさ」「変化」というキーワードと、社員様に見られた真摯な姿勢でした。
そうして出来上がったのはこちらの提案です。
リリカラ株式会社様の持つ伝統や歴史、いい意味での真面目さを社員様から感じたことを前提に、ワークショップで出てきた「繋がり」「変化」「円」「柔らかさ」というキーワードについて思案。
変化といっても、急進的な変化ではなく着実なつながりにより、波紋や温度のようにじわっと伝わっていくようなイメージからインスピレーションを受けました。
サステナブル素材を厳選して使っているということから「自然への敬意」「循環」というキーワードも取り入れ、画面を構成していきました。
ずっとエントランスにあってもストレスがなく、それぞれ見るたびに違う「繋がり」や「循環」を発見できるようなデザインを作ることを念頭に置きつつ、パワフルな色合いで仕上がっていった今回のアート。
壁画制作にあたり40名以上の社員の方にお越しいただき、制作ワークショップへと参加をいただきました。新入社員様からベテランの社員様までじっくりと壁に向かい合い、会話を楽しみながら制作。そちらを下地にGravityfreeが美しいグラデーションを加え、全体を一気に仕上げていきました。
今回の壁画は見るたびに、他者を受け入れたり繋がれたりするパワーが湧いてくるような「原風景」であり 「根源的」なアートを目指したもの。
そこにはGravityfreeが大切にしてきた循環や繋がりを感じさせるモチーフや構成と、リリカラのオリジナルの要素のコラボレーションがありました。
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