2023年10月2日に、報道陣にオープンになったパナソニックの新拠点・パナソニック目黒ビル。同ビルのコンセプトは「“つながる”をテーマにした家電事業の新拠点」であり、オフィスフロアの内装設計をKOKUYOが勤めました。 食堂、ガラス張りの会議室、執務エリアとそれぞれ場所の特性が違う5箇所のフロアに、より事業部ごとの個性を出し自分の事業部を好きになってもらえることを目的に、アート導入が決定。
それぞれのフロアの特性に合わせて5名のアーティストを提案し、プロジェクトがスタートしました。 天井の高い、社員が集う食堂。多くの人のコミュニケーションの場になるこの場所には、茅ヶ崎拠点のアーティスト、Keeenueがグラフィック制作を担当。具象でありながら抽象絵画のような世界観と、ポップに見えながらもディープなストーリー構成が特徴のアーティストであり、東京の町中でもいくつもの彼女の作品を見ることができます。 今回の「食堂」という場所において、Keeenueが制作したグラフィックのタイトルは【Chance and Necessity】。
食堂という人々が集う場所において、必然、偶然に関わらず様々な出会いがあり、 その出会いから新しいものが生まれるような「日常の奇跡の連続」を表現しています。 人々は横につながり、軽くおしゃべりし、また別の誰かと交錯していく。アートをみていると自然に次のシーンに進んでいくようです。

些細な会話からスタートし、過去と未来を行き交いながら偶然が必然を産んでいく。 そんな食堂への期待感をこめたアートとなりました。