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制作事例
剥がして持ち帰るアート体験。新宿駅東口駅前で生まれた、進化するライブペイント
東日本旅客鉄道株式会社
INFORMATION
剥がして持ち帰るアート体験。新宿駅東口駅前で生まれた、進化するライブペイント
Client: 東日本旅客鉄道
Place: 新宿駅東口駅前広場
Size: H1.8m×W3.6m
Days: 1days
Artist: 三澤亮介
Date:2025年
Place: 新宿駅東口駅前広場
Size: H1.8m×W3.6m
Days: 1days
Artist: 三澤亮介
Date:2025年
- #WALL ART
- #ライブペイント

剥がして持ち帰るアート体験。新宿駅東口駅前で生まれた、進化するライブペイント
再開発が進む新宿駅。この変化の真っ只中で、「文化が育つ街、挑戦者の街」としての新たな姿を描こうと始動したのが、屋外アートイベント「SHINJUKU collective」です。
その一環として、東口駅前広場で展開された「Peel off ART」では、アートの制作過程を見せるだけでなく、観客が作品を“剥がして持ち帰る”という全く新しいアート体験イベントを実施しました。
通勤者が行き交う早朝6時。まだ薄暗い時間帯に突如現れたのは、新進気鋭のアーティスト三澤亮介によるライブペイント。
10年前と今の新宿の風景写真から“色”を抽出し、点と点を結ぶように時間の流れを表現した作品は、「変化する都市」と「個々の記憶」が交差する瞬間を描き出します。
Photo by 濵中 良竹
夕方、帰宅する人々が駅前を行き交う時間帯。完成した作品は、多数の小さなキャンバスの集合体からなります。誰かがその一枚を剥がすたびに、裏側から徐々に現れるのは「You make me sparkle」というメッセージ。剥がした“あなた”がいるからこそ、この言葉が現れる。観客の行動が作品を完成させる、そんな新しい参加型アートのかたちです。
どの作品を持ち帰ろうかと賑やかに選ぶ様子が見られ、剥がし初めてものの1時間で全て持ち替えられたアートたち。誰かが剥がしてくれたからこそ現れる言葉。そんな“あなた”との交わりが、街の景色を変えていく。私たちは、そんな日常の一瞬からアートと日常の交差点が生まれていくことを願っています。
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