「壁に絵を描く」のは賃貸オフィスでも可能?費用の相場から原状回復、アーティスト選びまで徹底解説

2026.03.03
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OFFICE

「オフィスの雰囲気を刷新したい」 そう考えたとき、選択肢に壁画(ミューラルアート)が浮かぶことがあるかもしれません。しかし、いざ検討を始めると「賃貸だけど大丈夫?」「費用は?」「業務の邪魔にならない?」といった現実的な不安も尽きないものです。

日本における壁画のパイオニアとして10年以上活動してきたNOMAL ART COMPANYが、実務的な懸念を一つずつ解説していきます。

1. なぜ今、オフィスや施設で「壁に絵を描く」ことが選ばれるのか?

かつてオフィスの壁は白くて清潔であることが正解とされていました。しかし、ワークスタイルが多様化した昨今、オフィスの役割は「作業の場」から「わざわざ行きたくなる、チームの熱量を高める場所」へと急速に変化しています。

実は圧倒的にコストパフォーマンスがよい壁画という選択肢

大がかりな間仕切り変更や高価な輸入家具の導入に比べ、壁画は壁一面の施工だけで空間の印象を劇的に変えます。内装工事に比べて工期が短く、限られた予算内で最大の視覚的インパクトを生む「空間投資」としても選ばれています。

ソファ上を活用したカラフルなミューラルアート

ウェルビーイングと「そこに行きたくなる理由」を壁に

無機質なオフィスにアーティストの筆跡(ライブ感)が加わることで、視覚的なリラックス効果だけでなく、社員の創造性を刺激する効果が期待できます。アートは、単なる装飾ではなくそこで働く人のモチベーションを高めるインフラになりつつあります。

「ビジョンアート」という考え方

壁画は企業のブランディングやミッションを可視化するツールとしても活用されています。「ビジョンアート」という言葉が最近活用されているように、経営者のビジョンをそのままアートにし、周年記念やイベントでお披露目するといった事例も増えてきています。

壁画は地域との連携やステークホルダーとの接点強化にも活用可

ファミリーデーに社員とその家族が一緒に壁画を描いくといった事例もあります。お子さんと一緒に描いた絵が描かれたオフィスで働く。心温まるストーリーで、企業の採用ブランディングにも適しています。

 


2. 導入前に解消したい「5つのよくある質問」

いざ壁画に挑戦しようとしたときに総務・経営企画の担当者様が通す際、必ずと言っていいほど直面する「実務的なハードル」に回答します。

① 塗料の匂いや安全性は大丈夫?

現代の壁画は、嫌な匂いがほとんどない「水性塗料」が主流です。シックハウス症候群の原因となる物質を抑えた、環境に優しい成分のものを厳選しています。業務時間中や、小さなお子様が利用される施設でも、空調を止めることなく安心して施工いただけます。

② 賃貸オフィスでも原状回復は可能?

「直接描くのはハードルが高い」という場合も、弊社では10年培ったノウハウで柔軟に対応します。

日本アーティストがゼロから現場で手描きで描き上げるアート

  • 剥がせる専用シートへの描画: 退去時にシートを剥がすだけで、元の白い壁に戻せます。壁画専門業者に依頼すれば現地を下見し、直接描くことのほかにパネル貼りなど現状復帰を前提とした複数の提案をうけることも可能です。

  • 真っ白な壁に塗り戻しは可能?: 退去のタイミングに合わせて、弊社では、白く塗り戻す工程までをセットでご提案可能です。

実際に賃貸オフィスで施工し、数年後の退去時にスムーズに原状回復を行った事例も多数ございます。オーナー様への説明用資料作成もサポートいたします。

③ 費用相場はどのくらい?

金額は「10万円からのワンポイント」から「数百万円規模の大型プロジェクト」まで、面積と描き込みの密度、アーティストのキャリアによって変動します。

  • 目安: 平米単価のほか、諸経費(養生・高所作業代・材料費)を含めた明快な見積もりを提示することを大切にしています。

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④ 施工中、業務の邪魔にならない?

面積にもよりますが、標準的な壁面であれば2〜3週間程度で完成します。夏休みやゴールデンウィークなどの長期連休を利用して壁画制作をすることも可能です。

重要な会議室 アート 風水

  • 徹底した養生: デスクのすぐ横で作業する場合も、汚れや飛散を防ぐ養生を完璧に行います。

  • 静かな作業: 騒音が出る工程はほとんどありません。麻布台ヒルズでの事例のように、日常の業務が行われるすぐ側で、アーティストが静かに、しかし情熱を持って空間に色を乗せていく過程そのものが、社内の良い刺激になります。

⑤ 社内の反応はどう変わる?

ただ「絵が完成する」のを待つだけではありません。制作過程を公開したり、社員の方が最後に一筆加えるワークショップ形式を取り入れることで、オフィスへの愛着(エンゲージメント)が飛躍的に高まります。

⑥ デジタル納品は可能?

アーティストによっては壁画データのデジタル納品も可能です。デジタル納品を行うことで壁画とセットのノベルティを作成したり、ウェブ会議の背景画像をつくれば、オンラインでもオフラインで同じフロアに集っているような連帯感を持つことができます。


3. アーティストはどう選ぶ?「相性」を見極める視点

壁画の成功は、アーティストを「作業者」ではなく、企業のビジョンを翻訳する「表現者」として迎えることで決まります。

企業の文化やその場所の「空気感」を形にできるアーティストは、実はそう多くありません。私たちは、10年以上のネットワークの中から、貴社の想いに最も共鳴するアーティストをマッチングします。ほんの一部ですが新進気鋭の壁画アーティストをご紹介します。

アーティスト | NiJi$uKe: 圧倒的な色彩で生命力あふれる動物を描き、空間に活気とエネルギーを与えます。

Yamanote Line Museum上野駅公園口にあるアーティストNiJi$uKeの壁画

JR上野駅の壁画。彼が描く動物たちの躍動感は通行人にインパクトと躍動感をもたらします。

アーティスト | OZ-尾頭-山口佳祐: 土地の記憶や日本の伝統を現代に紡ぎ、深い重厚感と物語をもたらします。

壁画アーティストの男性。制作中の風景。

抽象画から人物画まで描ける画風にバリエーションがあり、コンセプト次第で多様に変化します。


アーティスト|山下良平: 「躍動感」をテーマに、知的なスピード感でオフィスに心地よいリズムを生み出します。

空間全体が躍動するような迫力のある壁画が人気です。

現在日本で壁画を描けるアーティストは300名程度。NOMALARTCOMPANY ではそのうちの9割以上の壁画アーティストと連携しております。多様な要望に合わせた提案が可能です。


4. 公共事業でも「ミューラルアート」が活用される信頼の理由

「壁に絵を描く」ことは、もはや一過性の流行ではありません。今では、公共性の高い場所や歴史ある企業の資産価値を高める手段として定着しています。

事例:西武鉄道(航空公園駅・武蔵藤沢駅)

SEIBU BLUE ART STATIONプロジェクトとして、地域に根差した壁画を駅舎の壁にアーティストが直接描くプロジェクトが実施されています。

SEIBU BLUE ART STATION 【武蔵藤沢駅×OZ-尾頭-山口佳祐】

SEIBU BLUE ART STATION 【武蔵藤沢駅×OZ-尾頭-山口佳祐】

SEIBU BLUE ART STATION 【航空公園駅×unomori】

SEIBU BLUE ART STATION 【航空公園駅×unomori】

10年前はまだ目新しかった壁画文化ですが、最近ではアートを「一過性の飾り」ではなく、企業価値を高める「資産」として捉える企業が増えています。


5. まとめ:まずは「壁のサイズ」を測ることから

新しいことを始めるのは勇気がいることかもしれません。でも、難しく考える必要はありません。まずは、毎日目にしているその壁の「横幅と高さ」を測ってみることから始めてみませんか。

「ここに、どんな色があれば、みんなの顔が少し明るくなるだろう?」

そんな想像をすることから、すべてが始まります。もし具体的なイメージが湧かなくても大丈夫です。弊社はクライアントの「なんとなくこうしたい」という妄想を、アーティストと共に最高の形にするために伴走します。

どんな小さな疑問にも、誠実にお答えします。お問い合わせだけでも、ぜひお気軽にお声がけください。

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