大掛かりな造作工事を行わなくても、家具を設置するだけで、居心地のよいオフィス空間がつくれる、KOKUYOのブランド「DAYS OFFICE」。ショールームの改変に伴い、DAYS OFFICEの世界観を表現できるようなアートの導入を検討されました。

DAYS OFFICEプロジェクトメンバーとワークショップや打ち合わせを重ね、ブランドの世界観を把握する必要があったこの企画をアーティストの小田佑二が担当しました。 小田佑二はふと発生したにじみや線の豊さ、色彩の混ざりを活かしながら、大らかで独自の雰囲気のあるアートを描くことを得意とするアーティスト。 また、ワークショップをしながらのプロジェクト経験も豊富で、人との対話の中から世界観を構成し、作品へと落とし込むことができます。

本プロジェクトではDAYS OFFICEプロジェクトメンバー向けのワークショップを実施。ワークショップを通じて、「働き方にも、もっと自分らしさを」「働く人が大事にしたい価値観を、ちゃんと大事にできる余白のあるオフィスにしたい」というブランドのコアの部分が見えてきました。 DAYS OFFICEが提供したいコンセプトは、働くと日常の間を繋ぐこと。だからこそ、まずはプロジェクトメンバーの日常で好きなこと、わがままをアートで表現することで、世界観を伝えよう、という方向性に。

小田佑二のシリーズの1つであり、アクリル絵具のにじみや美しさを活用した「Gardenシリーズ」の技法を踏襲しながら、あえて具体的に描きすぎずDAYS OFFICEチームの多様性への挑戦を後押しするアートを制作しました。 そうして出来上がったアートはこちら。タイトルは「Days」。 色と色が混ざり合いながら、「何か」が形成されて絵ができている。その絵の中にはプロジェクトメンバーの大切な「何か」が隠れています。 「何か」は時に見えるかもしれないし、見えないかもしれない。DAYS OFFICEチーム「オフィスに囚われない多様性への挑戦」をワークショップから感じ、それぞれの私らしさを働く場に持ち込んだって良い、という想いを表現しました。