「本の商社」として全国の出版社、書店及びコンビニエンスストアを結んで、書籍、雑誌などの円滑な流通を担い、人と本との出会いを創ってきた日本出版販売株式会社様。

王子流通センターのリニューアルに伴い今回、食堂エリアへ「KAKEHASHI」というプロジェクトテーマのもとアートをご検討されました。 プロジェクトの想いは働く仲間が、安全で安心して働くことができるセンターの実現と、物流センターで働くひと、日販グループ全体、取引先、地域、未来を繋ぐかけ橋になるような場所にしたいという想いが込められています。 新たな食堂エリアは、休憩や食事だけでなく、ちょっとした雑談や打ち合わせを気軽にできる空間です。担当したのは、常に空間からインスピレーションを受けて作品を生み出し、素材や技法に捉われず自由な表現をする田中紗樹です。 丁寧にプロジェクトの思いを汲み取り、2作品のオーダーアートを制作。カラフルさは関わる方(従業員、お客様)・モノ(商品)の多様性。本を開いたようなV字形をモチーフにして、未来への希望を感じさせるダイナミックな動きをプラス。 今後の書籍、物販、物流業界のV字回復の願いや、二枚の絵はキャッチボールのように左右で繋がるリズムを持たせ、お客様の想いをお届けする架け橋をイメージしました。 そして開放感のある空間を活かし、柱部分にも田中のアートを入れる事で心地よい有機的なリズムが生まれました。 パーソナルスペースの作品は、レンガのように積みあがったマス目を描くことで様々な事象を表現した「Bricks」シリーズを描くArTaroです。グリーンの壁面に鮮やかなイエローがポジティブに迎えてくれる空間となりました。 これから始まる新たな物流センターの物語と一緒に愛されるアートとなりますように。