ビジョンをアートにするとは?──企業の想いを“目に見える形”にするブランディング戦略

2025.09.30
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OFFICE

従業員数が多ければ多いほど、仕事や事業への「想い」のベクトルはどうしてもバラバラになります。

一方、経営理念やビジョンは多くの場合スローガンや文章として社内に掲げられています。しかし、その言葉が本当に腹落ちしているでしょうか? 毎朝目にする場所にあっても、言葉が“風景化”してしまえば、存在しないも同然です。

いま企業の間で注目されているのが、「ビジョンをアートにする」というアプローチです。

壁画エージェンシーであるNOMAL ART COMPANYでは壁画が日本で一般化しはじめる以前から、数多くの企業に企業理念のアートを施工してきました。

ビジョンアートとは?定義と基本概念

ビジョンアートとは、企業が掲げる理念や価値観、未来像を視覚的に表現するアート作品のことを指します。 絵画や壁画、立体造形、グラフィックなど形態は様々ですが、共通するのは「意味が込められていること」です。

エントランス オフィスアート

単なる装飾ではなく、企業が大切にしている世界観を“目に見える形”にする手段なのです。

オフィスの壁一面に描かれた巨大なミューラル、会議室に静かに佇む抽象的な造形──そのすべてが、社員や来訪者に「この企業が何を信じているか」を伝えるメッセージになります。

「ビジョンをアートにする」とは何を意味するのか?

「言葉にできないけど、信じて進みたい方向性がある」

企業のビジョンを策定する際、言語化は必須のプロセスです。しかし、矛盾しているようですが「言語化できない余白」こそが本質だと考えています。その会社の社員だからだせるムード、その会社のサービスだからこそ生まれる顧客との関係性や空気感「なんとなく、だけど確実に他社とは違う余白」

その余白をどう伝えるか──その答えの一つに、私たちは“アート”を提案します。

道行く人が立ち止まってしまうほど楽しい雰囲気のライブペイント

アートは論理ではなく、感覚で訴えます。誰かに説明されなくても、見る者の中に何かが芽生える。だからこそ、NOMALは「言葉にできないムード」を、アーティストの感性に委ねます。

ビジョンをアートにするとは、無理に言葉で縛らず、感性によって理念を開放するという試みなのです。

ビジョンアートが注目される社会的背景とトレンド

  • MIT Media Lab の研究では、「空間の視覚的多様性が創造性を高める」と報告されています。
  • JLLの調査(2022年) によると、「空間デザインに満足している社員のエンゲージメントは20%以上高い」とされています。
  • ハーバード・ビジネス・レビュー は「オフィスはもはや“象徴の場”であり、ブランド価値の伝達空間である」と明言しています。

つまり、オフィスはただの作業場ではなく、「企業の精神性を表現する舞台」へと進化しているのです。このような時代背景の中で、アートは単なるデザインではなく、経営そのものを映す“言語を超えた伝達手段”として機能しはじめています。

企業が“ビジョンをアートにする”5つのメリット

1. 企業文化の浸透と再定義

「見るたびに、思い出す」──空間にビジョンが存在すると、日々の行動に意図が生まれます。

2. エンゲージメント向上

理念が感覚的に伝わることで、社員の共感や自発性が育ちやすくなります。

3. 採用・リテンション施策としての有効性

求職者が「この会社、なんかいい」と感じる理由の多くは、言語外の要素によるものです。

4. ESG・DEIの文脈に対応

多様性を尊重し、感性を大切にする文化をアートが象徴します。

5. 社内外の会話の起点になる

「この絵、どうしてここにあるの?」が、組織のストーリーを語る入口になります。

導入ステップとNOMALの哲学

NOMALARTCOMPANYでは、以下のステップでプロジェクトを進行しています。

  1. 丁寧なヒアリング   ビジョンそのものの棚卸しや、施工したい空間の要件定義をお伺いします。アートをはじめて入れる方が大多数なので、完成イメージや納期、ご不安な点を含めてどのようなプロジェクトの進行を望まれているかを詳細にヒアリングさせていただきます。アート思考ワークショップヒアリングの様子
  2. アーティストのご提案   国内外300を超える壁画アーティストから、ご要望と相性の良いアーティストを複数名ご提案させていただきます。
  3. アーティストとのすり合わせ   クライアントとアーティストとまじえてワークショップをすることもありますアート思考ワークショップを行うコクヨ社員
  4. 制作と設置   事前に壁の材質なども総合的に確認し、空間に応じた最適な配置を心がけますコクヨ社員が設置する様子
  5. アフターフォロー   ご要望をいただければ、作品解説や社内浸透サポートも行いますアーティストがアート作品を説明。チームビルディングしている様子

また、アートが完成するまでの過程そのものが、組織にとっての学びと成長につながりますので施工途中の経過を社員の方にライブペイントとして鑑賞いただいたり、壁画の一部の作成に社員の方を巻き込み参加型の壁画制作を行うといったプロジェクトも人気です。

導入企業の声と事例

大企業の事例  SCSK株式会社

“共創”という抽象概念が、壁画によってオフィスの中心に息づきました

中小企業の事例 リリカラ株式会社

「採用面接時に『このアートは?』と質問されるように。文化が伝わるようになりました」

中小企業の事例 株式会社RERISE

「アート導入後、行内報での反応が過去最高でした。経営陣と若手の対話が増えました」

 

アートの力を、経営に活かしてみませんか?

アートは、正解を押しつけません。

営業のやる気をアップする壁画・オフィスアート

だからこそ、人の中に「自分なりの意味」を育てます。理念や未来像を言語で管理する時代から、それを“感性で共有する時代”へ。

NOMALは、壁画というメディアを通して、企業のビジョンに命を吹き込んでいます。

言葉にならない想いを、壁に描いてみませんか

 

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