オフィスアートとは?効果・費用・導入方法・事例を専門会社が解説

2026.05.27
  • #ウォールアート
OFFICE

オフィスの移転や改装、リブランディング、採用強化を考えるなかで、「オフィスアート」を導入する企業が増えています。

一方で、総務や人事部責任者や経営層の方からは、次のような相談もよく寄せられます。

「オフィスにアートを入れると、どんな効果があるのか?」
「壁画、絵画購入、アートパネル、レンタルは何が違うのか?」
「採用やエンゲージメントに本当に効くのか?」

 

端的に言えば、一体何に効くのか? よく聞かれます。

 

NOMAL ART COMPANYは、日本でまだ壁画やミューラルアートが一般的ではなかった時期から、企業のオフィス、商業施設、イベント、公共空間などでアートプロジェクトを多数手がけてきました。この記事では、上の質問に加え、オフィスアートの意味、から事例、会社選びのポイントまで、専門会社の視点でわかりやすく解説します。

目次

1. オフィスアートとは?

オフィスアートとは、オフィス空間にアートを取り入れ、企業の理念や文化を視覚的に表現する取り組みです。

一般的には、次のようなものがオフィスアートに含まれます。

  • エントランスや受付の壁画・ミューラルアート
  • 会議室や応接室に飾る絵画・アートパネル
  • 共有スペースに設置する立体作品
  • 社員参加型の共創アート
  • オフィス全体の世界観をつくるインスタレーション
  • ブランドカラーや企業理念を反映したウォールアート

単に「壁に絵を飾ること」だけがオフィスアートではありません。

企業のビジョン、ミッション、バリュー、事業内容、歴史、社員の想いをアーティストの表現によって空間に落とし込み、働く人や訪れる人に伝えることが本質です。

たとえば、エントランスに企業理念を象徴する壁画を描けば、来訪者に対して会社の姿勢を一瞬で伝えることができます。会議室に創造性を刺激するアートを設置すれば、日々のディスカッションやアイデア出しの雰囲気を変えることもできます。

オフィスアートは、インテリアでありながら、ブランディング、採用、組織づくり、ウェルビーイングにも関わる施策です。

オフィスアートの種類

オフィスアートとひとことで言っても、その表現方法はさまざまです。

手描きアート
アーティストが一筆ずつ描くからこそ生まれる温度感。唯一無二の「手触り」を残します。NOMALARTCOMPANYのオフィスアートは基本的にすべてが手描きです。

手描き アート

明るく華やぐアート
鮮やかな色彩と大胆な構図。社員の創造性を刺激し、会議室をアイデアにをもたらします。社内の柔軟性を表すこともでき、若手の人材採用面でも効果を発揮します。

    明るい アート

 

モチーフがはっきりしたアート
描きたい商品や対象が明確な場合におすすめしています。写真とは異なる、アーティストが描くからこその勢いや立体感は見る人の心を高揚させる力があります。

写実 アート

日本画・和テイスト
海外からのゲストに「日本らしさ」を印象づける、粋で洗練された、哲学を感じる空間演出に最適です。

和風 オフィスアート

立体・インスタレーション
立体感のあるアートは社員が思わず立ち止まるインパクトがあります。語り合いたくなるマグネットなどを駆使して“体験型アート”を仕掛けることもできます。

オフィス アート 立体

 

2. オフィスアートが注目される背景

オフィスの役割が「作業場」から「企業文化を体験する場」へ変わった

リモートワークやハイブリッドワークが広がったことで、オフィスの役割は大きく変化しました。

かつてのオフィスは、社員が集まり、業務を処理するための場所でした。しかし現在は、単に作業するだけなら自宅や外部スペースでも可能です。

だからこそ企業は、改めて「なぜオフィスに来るのか」「出社する価値は何か」を設計する必要があります。

その答えのひとつが、企業文化を体感できる空間づくりです。

  • 自社らしさを感じられる
  • 仲間との一体感が生まれる
  • 来訪者にブランドの印象を残せる
  • 社員が誇りを持てる
  • 採用候補者に魅力を伝えられる

こうした役割を担うものとして、オフィスアートへの関心が高まっています。

採用・ブランディング・エンゲージメントの課題と直結している

近年、オフィスは採用活動においても重要な接点になっています。

求職者が会社説明会や面接でオフィスを訪れたとき、空間から受ける印象は、企業理解に大きく影響します。

無機質でどの会社にもありそうなオフィスよりも、企業の価値観やカルチャーが伝わる空間のほうが、「この会社らしい」「ここで働いてみたい」という感情につながりやすくなります。

また、既存社員にとっても、オフィスは毎日目にする環境です。そこに自社の理念やストーリーを感じられるアートがあることで、会社への愛着やエンゲージメントを高めるきっかけになります。

オフィスアートは、見た目を整えるためだけの施策ではなく、採用・広報・インナーブランディング・組織開発に関わる投資として検討されるようになっています。

アンケートから見る、今オフィスに求められる要素

私たちが実施した調査では、オフィスに「満足している」と答えた社員はわずか34%
円グラフで見れば一目瞭然、過半数以上の社員が「普通」「不満」と感じています。

オフィス アート グラフ

その理由を深掘りすると、共通する声がありました。
――「自社らしさが見えない」「遊び心が足りない」。

さらに、就職活動においてオフィスデザインを重視する学生は50%以上にのぼります。
つまり、オフィスは社員のやる気を高める場であると同時に、未来の仲間を惹きつける大切な“舞台装置”なのです。

オフィス アート グラフ

3. オフィスアートがもたらす5つの効果

1. 企業理念・MVVの浸透

ミッション、ビジョン、バリューは、言葉として掲げるだけでは社員に浸透しにくいことがあります。

アートは、言葉では伝えきれない企業の思想や空気感を、視覚的に表現できます。

たとえば、挑戦を大切にする会社であれば、動きや勢いのある構図にする。多様性を重視する会社であれば、複数の色やモチーフが共存する表現にする。地域とのつながりを重視する会社であれば、その土地の風景や文化をモチーフにする。

このように、抽象的な理念を空間に落とし込むことで、社員が日常的に企業文化に触れることができます。

2. 従業員エンゲージメントの向上

オフィスにアートがあることで、社員が働く場所に愛着を持ちやすくなります。

アートを通じて自社のビジョンを感じられることで、多様な側面から社員の誇りとモチベーションが育ちます。

実際、オフィスアートを導入後のアンケート結果からも、雰囲気からモチベーションまで多岐にわたる感想をいただきました。

業務中のストレス緩和と心理的安心
視覚的な刺激が心を落ち着け、集中力を保つ環境をつくります。

特に、社員参加型のワークショップや共創アートを取り入れる場合、完成した作品は単なる装飾ではなく、「自分たちも関わってつくった場所」になります。

そのプロセス自体が、部署を超えたコミュニケーションや、会社への帰属意識につながります。

また、アートがあることで、オフィスに会話のきっかけが生まれます。

「この絵は何を表しているのか」
「この色は会社のどんな価値観を表現しているのか」
「この部分、自分たちのプロジェクトみたいだね」

こうした何気ない対話が、組織の空気をやわらかくします。

3. 採用ブランディングへの効果

オフィスは、求職者にとって企業の第一印象を決める場所です。

ソファ上を活用したカラフルなミューラルアート

採用サイトや説明資料でどれだけ魅力的な言葉を並べても、実際に訪れたオフィスが無機質であれば、印象にギャップが生まれることがあります。

一方で、オフィスに自社らしいアートがあると、求職者に対して次のような印象を与えやすくなります。

  • 価値観を大切にしている会社
  • クリエイティブな発想を歓迎する会社
  • 社員の働く環境に投資している会社
  • 独自のカルチャーを持っている会社
  • 新しい取り組みに前向きな会社

特に、若手人材やクリエイティブ人材、カルチャーフィットを重視する採用では、空間から伝わる印象が大きな意味を持ちます。

4. 来訪者へのブランド訴求

エントランスや受付に設置されたオフィスアートは、来訪者に対するブランドメッセージになります。

ロゴや会社案内だけでは伝わりにくい企業の姿勢を、アートは直感的に伝えることができます。

NECの食堂のある壁には壁画がある。

たとえば、先進性、誠実さ、スピード感、温かさ、挑戦、多様性、地域性など、企業ごとに伝えたい印象は異なります。

オフィスアートは、それらを言葉ではなく空間体験として表現できます。

商談前のアイスブレイクになったり、企業説明のきっかけになったりすることもあります。

5. ウェルビーイング・心理的安全性への効果

無機質なオフィスは、集中しやすい一方で、緊張感や閉塞感を生むこともあります。

アートによる色彩、余白、有機的な線、自然を感じるモチーフなどは、視覚的なリフレッシュにつながります。

休憩スペースやラウンジに落ち着きのあるアートを設置すれば、社員が気持ちを切り替える場所になります。会議室に柔らかな印象のアートを入れれば、発言しやすい雰囲気づくりにもつながります。

オフィスアートは、社員の感情やコミュニケーションに影響する環境要素のひとつです。

4. オフィスアートの種類と違い

オフィスアートには、いくつかの導入方法があります。

代表的なのは、次の4つです。

種類 特徴 向いている場所 メリット 注意点
壁画・ミューラルアート 壁面に直接、または下地材に描く大型アート エントランス、執務室、会議室、共有スペース 空間と一体化し、企業らしさを強く表現できる 原状回復や施工管理の確認が必要
アートパネル キャンバスやパネル作品を設置 会議室、廊下、受付、応接室 導入しやすく、移動・交換しやすい 空間全体の印象づくりには工夫が必要
作品購入 絵画や立体作品を購入する 役員室、応接室、ラウンジ 自社資産として保有できる 選定・保管・税務処理の確認が必要
アートレンタル 月額・期間契約で作品を借りる 受付、待合室、会議室 初期費用を抑えやすく、定期的に入れ替えられる 長期利用では総額が大きくなる場合がある

 

壁画・ミューラルアート

コミュニケーションを活性化するオフィスアートの事例の写真

壁画・ミューラルアートは、壁面を大きく使って表現するオフィスアートです。

企業の理念やブランドメッセージを空間全体で伝えたい場合に向いています。

特に、エントランス、受付、執務室のメインウォール、社内イベントスペースなど、社員や来訪者の目に入りやすい場所と相性が良いです。

NOMAL ART COMPANYでは、企業の背景や事業内容をヒアリングしたうえで、アーティストとともに空間に合う表現を設計します。

関連リンク:
ミューラルアートとは?壁画との違い・活用方法・制作の流れを解説
壁画制作の料金とは?費用や制作期間を専門会社が解説

アートパネル

アートパネルは、キャンバスや木製パネル、アクリル、額装作品などを壁に設置する方法です。

廊下 アート パネル

壁に直接描くよりも導入しやすく、移動や差し替えができる点がメリットです。

「まずは会議室や受付に小さく導入してみたい」
「オフィス移転前なので、持ち運べる形にしたい」
「壁画までは難しいが、空間の印象を変えたい」

このような場合に向いています。

関連リンク:
オフィスにアートパネルを導入する方法と選び方

作品購入

絵画や立体作品を購入してオフィスに設置する方法です。

立体オブジェ オフィスアート

自社の資産として作品を保有できるため、経営者の思想や企業の美意識を反映しやすい選択肢です。

一方で、作品の選定には専門性が必要です。空間の雰囲気、企業ブランド、設置場所、照明、サイズ、導線、税務処理まで含めて検討する必要があります。

アートレンタル

アートレンタルは、作品を一定期間借りて設置する方法です。

ファミレス席 アート パネル

初期費用を抑えたい場合や、季節ごとに作品を入れ替えたい場合に向いています。

ただし、長期的に利用する場合は購入より総額が高くなることもあります。また、破損時の対応、保険、交換頻度、作品の選定範囲も確認しておく必要があります。

 

5. オフィスアートに向いている場所

オフィスアートは、設置する場所によって期待できる効果が変わります。

エントランス・受付

もっとも効果が出やすい場所です。

来訪者、採用候補者、社員が最初に目にする場所であり、企業の第一印象をつくります。

エントランスにアートを導入することで、会社の世界観やブランドメッセージを直感的に伝えられます。

おすすめの表現:

  • 企業理念を象徴する壁画
  • 事業内容を抽象化したミューラルアート
  • ブランドカラーを使った大型アート
  • 創業ストーリーや地域性を反映した作品

会議室

会議室は、アイデア出し、意思決定、商談、採用面接などが行われる場所です。

アートを取り入れることで、空間の緊張感をやわらげたり、創造性を刺激したりできます。

部屋ごとに異なるテーマのアートを設置すれば、会議室に個性を持たせることもできます。

執務スペース

執務スペースでは、社員が日常的にアートを目にします。

企業のMVVやカルチャーを表現したアートを設置することで、日々の業務のなかで自然に会社らしさを感じられます。

ただし、集中を妨げない色使いや配置にすることが大切です。

リフレッシュスペース・ラウンジ

休憩や雑談の場所には、リラックスできるアートが向いています。

自然を感じるモチーフ、柔らかな色彩、余白のある構図などを取り入れることで、気持ちを切り替えやすい空間になります。

社員同士の偶発的なコミュニケーションを生む場所としても活用できます。

廊下・階段・共用部

 

通過するだけの場所にも、アートを入れることで体験価値が生まれます。

廊下や階段にストーリー性のあるアートを配置すれば、オフィス全体に一貫した世界観を持たせることができます。


6. オフィスアートの費用相場

オフィスアートの費用は、作品の種類、サイズ、施工方法、アーティスト、設置場所、デザインの複雑さによって変わります。

目安としては、次のように考えるとよいでしょう。

導入内容 費用目安
小型アートパネルの導入 数万円〜数十万円
会議室1室・小規模な壁面アート 30万円〜100万円程度
エントランスの大型壁画 100万円〜数百万円程度
複数フロア・大型プロジェクト 数百万円〜
社員参加型ワークショップ込み 内容により個別見積もり

費用に影響する主な要素は次の通りです。

  • アートのサイズ
  • 壁面や設置場所の状態
  • 下地処理の有無
  • デザインの複雑さ
  • アーティストの実績
  • 制作日数
  • 施工時間帯
  • 足場や養生の有無
  • 原状回復を見越した施工方法
  • ワークショップや撮影の有無

オフィスアートは、単に作品を買うだけでなく、ヒアリング、コンセプト設計、アーティスト選定、デザイン制作、施工管理、アフターフォローまで含めたプロジェクトとして考えることが重要です。

関連リンク:
オフィスアートの費用・料金プラン
壁画制作の料金とは?費用や制作期間を専門会社が解説


7. 税務・資産計上・節税の注意点

オフィスアートを導入する際は、税務上の扱いも確認しておきましょう。

美術品は、金額や用途によって「消耗品」「減価償却資産」「非減価償却資産」など、会計処理が変わる場合があります。

1点100万円未満の美術品は、原則として減価償却資産

国税庁のFAQでは、取得価額が1点100万円未満の美術品等は、原則として減価償却資産に該当するとされています。

つまり、オフィスに設置する目的で購入したアート作品は、条件を満たせば、法定耐用年数に応じて減価償却できる可能性があります。

10万円未満・20万円未満・30万円未満の扱いにも注意

一般的には、金額に応じて次のような処理が検討されます。

取得価額 一般的な考え方
10万円未満 消耗品費として処理できる場合がある
10万円以上20万円未満 一括償却資産として3年均等償却を選べる場合がある
30万円未満 中小企業者等の少額減価償却資産の特例を使える場合がある
100万円未満 原則として減価償却資産に該当
100万円以上 原則として非減価償却資産。ただし例外あり

ただし、実際の処理は企業規模、取得目的、作品の性質、設置方法、税制の適用条件によって変わります。

「節税になる」と一律に判断するのではなく、事前に顧問税理士や会計担当者に確認することが大切です。

壁画・ミューラルアートの場合は処理が異なることもある

壁に直接描く壁画やミューラルアートの場合、絵画作品の購入とは異なり、内装工事、建物附属設備、広告宣伝費、修繕費、資産計上など、内容によって判断が分かれる可能性があります。

特に、次のような点は事前確認が必要です。

  • 壁に直接描くのか、パネルやシートに描くのか
  • 取り外しできるのか
  • オフィス内装の一部として扱うのか
  • 広告・PR目的なのか
  • 原状回復時に撤去・塗装するのか
  • 1点ごとの取得価額をどう考えるのか

NOMAL ART COMPANYでは、税務判断そのものは税理士の専門領域として扱いながら、見積書や施工内容の整理など、社内確認に必要な情報をご提供しています。

関連リンク:壁画・アートパネルの勘定科目と税務ルール


8. オフィスアート導入の流れ

オフィスアートの導入は、一般的に次の流れで進みます。

STEP1. 目的を整理する

まずは、なぜオフィスアートを導入するのかを整理します。

目的によって、最適な場所や表現方法が変わります。

たとえば、

  • 採用力を高めたい
  • エントランスの印象を変えたい
  • 企業理念を浸透させたい
  • 社員の一体感を高めたい
  • オフィス移転に合わせて象徴的な空間をつくりたい
  • 来訪者にブランドの世界観を伝えたい
  • 会議室や休憩スペースの雰囲気を変えたい

この段階で、経営層、人事、総務、広報、現場社員など、関係者の課題感を整理しておくと、導入後の満足度が高くなります。

STEP2. 設置場所と予算を決める

次に、どこにアートを入れるのか、どれくらいの予算をかけるのかを検討します。

初めて導入する場合は、エントランス、会議室、リフレッシュスペースなど、効果が見えやすい場所から始めるのがおすすめです。

STEP3. コンセプトを設計する

オフィスアートで最も重要なのが、コンセプト設計です。

単に「おしゃれな絵を描く」のではなく、企業の何を表現するのかを言語化します。

  • 企業理念
  • 創業ストーリー
  • 事業内容
  • ブランドカラー
  • 社員の価値観
  • 採用で伝えたい印象
  • 来訪者に残したいメッセージ
  • その場所で生まれてほしい行動

これらを整理したうえで、アートの方向性を決めていきます。
NOMALARTCOMPANYでは丁寧なヒアリングを行い、クライアント様とコンセプト設計を一緒に考えた上で次のステップへと進みます。

STEP4. アーティストを選定する

表現したい世界観に合わせて、アーティストを選びます。

同じテーマでも、アーティストによって表現は大きく変わります。

NOMAL ART COMPANYでは、企業の目的や空間の条件に合わせて、適切なアーティストをご提案・マッチングします。

STEP5. デザイン案を作成する

ヒアリング内容をもとに、デザイン案を作成します。

この段階で、色味、モチーフ、構図、サイズ、設置位置、周囲の内装との相性を確認します。

必要に応じて、社内合意形成用の資料やイメージパースを用意します。

STEP6. 制作・施工する

デザイン決定後、現場またはアトリエで制作を行います。

壁画の場合は、現場でアーティストが制作する様子そのものが、社員にとって特別な体験になることもあります。

制作過程を社内報やSNS、採用広報に活用する企業もあります。

STEP7. 完成後の活用・メンテナンス

完成後は、ただ設置して終わりではありません。

  • 採用サイトで紹介する
  • 社内報で制作ストーリーを伝える
  • 来訪者への説明に使う
  • オフィスツアーの見どころにする
  • 社員ワークショップの記録を残す
  • メンテナンス計画を立てる

このように、完成後の活用まで考えることで、オフィスアートの価値はより大きくなります。


9. オフィスアート制作会社の選び方

オフィスアートを成功させるには、依頼先選びが重要です。

単にアーティストを紹介する会社ではなく、企業の課題や空間の目的を理解できる会社を選ぶことをおすすめします。

1. 企業のビジネス文脈を理解できるか

オフィスアートは、個人の趣味で作品を選ぶのとは異なります。

企業理念、採用課題、ブランドイメージ、組織課題、来訪者への印象まで踏まえて設計する必要があります。

そのため、アートの知識だけでなく、企業活動やブランディングへの理解がある会社を選ぶことが大切です。

2. 事例が豊富か

過去の導入事例は必ず確認しましょう。

特に、次のような事例があるかを見ると判断しやすくなります。

  • エントランスの壁画事例
  • 会議室のアート事例
  • 社員参加型ワークショップ事例
  • 大企業での導入事例
  • 中小企業での導入事例
  • 賃貸オフィスでの施工事例
  • 採用・ブランディング目的の事例

自社と似た課題や規模の事例がある会社なら、導入後のイメージがしやすくなります。

3. アーティストへの理解とリスペクトがあるか

オフィスアートは、企業の要望をそのまま作業として反映するだけでは良いものになりません。

アーティストの感性や解釈が入ることで、企業自身も気づいていなかった魅力が表現されます。

そのため、アーティストを単なる作業者として扱うのではなく、企業とアーティストの間に立ち、双方の価値を翻訳できる会社を選ぶことが重要です。

4. 施工管理や原状回復に対応できるか

オフィスアートは、空間に関わるプロジェクトです。

特に壁画や大型作品の場合は、施工管理、養生、安全管理、ビル管理会社との調整、原状回復への配慮が必要になります。

賃貸オフィスでは、次の点も確認しておきましょう。

  • 管理会社への確認が必要か
  • 壁に直接描けるか
  • 剥がせる下地シートを使えるか
  • 退去時に塗装で戻せるか
  • 穴あけやビス留めが必要か
  • 防災・避難導線に影響しないか

5. 完成後の活用まで提案できるか

オフィスアートは、完成して終わりではありません。

採用広報、社内コミュニケーション、ブランディング、周年イベント、動画コンテンツなどに活用することで、投資効果が高まります。

制作プロセスの撮影や、社員参加型ワークショップ、完成後のストーリー設計まで提案できる会社を選ぶとよいでしょう。


10. NOMAL ART COMPANYの導入事例

NOMAL ART COMPANYでは、オフィス、商業施設、イベント、公共空間など、さまざまな場所でアートプロジェクトを手がけています。

ここでは、オフィスアートの代表的な事例を紹介します。

エントランス事例:株式会社アットオフィス様

白を基調としたプレーンなエントランスに、企業のビジョンや世界観を表現する壁画を導入した事例です。

エントランス オフィスアート

エントランスは、来訪者が最初に目にする場所です。そこに企業らしさを象徴するアートを入れることで、会社の姿勢や熱量が伝わりやすくなりました。

期待できる効果:

  • 来訪者への第一印象向上
  • 商談前の会話のきっかけ
  • 企業ブランドの視覚化
  • 社員の誇りの醸成

関連リンク:
株式会社アットオフィス様の導入事例

会議室事例:株式会社アロワーズ様

会議室にアートを取り入れ、空間の印象を明るく変えた事例です。

会議室 オフィスアート

会議室は、日々の意思決定やアイデア出しが行われる場所です。アートを設置することで、単調になりがちな空間にリズムが生まれ、話しやすい雰囲気づくりにつながります。

期待できる効果:

  • 会議の雰囲気改善
  • アイデア共有の促進
  • 空間ごとの個性づくり
  • 社員の気分転換

関連リンク:
株式会社アロワーズ様の導入事例

共創アート事例:日本電気株式会社 NEC様

社員参加型のワークショップを取り入れた、共創型のアートプロジェクトです。

大型プロジェクト オフィスアート

アーティストが一方的に作品をつくるのではなく、社員が制作プロセスに関わることで、完成したアートが「自分たちの場所」という感覚につながります。

共創アートは、次のような企業に向いています。

  • オフィス移転を機に社員の一体感を高めたい
  • 部署を超えたコミュニケーションを生みたい
  • 企業理念を体験として浸透させたい
  • 周年記念やリブランディングの象徴をつくりたい

関連リンク:
日本電気株式会社 NEC様の導入事例
共創アートとは?社員参加型アートが組織に与える効果


11. よくある質問

Q. オフィスアートとインテリアの違いは何ですか?

インテリアは空間の機能性や見た目を整える要素です。一方、オフィスアートは、企業理念、ブランド、カルチャー、採用メッセージなどを空間で伝えるための表現です。

見た目を美しくするだけでなく、社員や来訪者に「この会社らしさ」を感じてもらうことを目的にします。

Q. オフィスアートはどんな会社に向いていますか?

次のような企業に向いています。

  • オフィス移転や改装を予定している
  • 採用ブランディングを強化したい
  • 企業理念やMVVを浸透させたい
  • 社員のエンゲージメントを高めたい
  • 来訪者に印象を残したい
  • 無機質なオフィスを変えたい
  • 周年記念やリブランディングの象徴をつくりたい

業種や規模に関係なく、自社らしさを空間で伝えたい企業に適しています。

Q. 賃貸オフィスでも壁画は導入できますか?

可能です。

ただし、管理会社やビルオーナーへの確認が必要になる場合があります。壁に直接描く方法だけでなく、剥がせる下地シートやパネルを使う方法もあります。

原状回復が必要な賃貸オフィスでは、退去時に戻せる施工方法を選ぶことが大切です。

Q. オフィスアートの費用はどれくらいですか?

小規模なアートパネルであれば数万円〜数十万円、会議室や部分的な壁面アートであれば30万円〜100万円程度、エントランスの大型壁画や複数フロアのプロジェクトでは数百万円規模になることもあります。

正確な費用は、設置場所、サイズ、施工方法、デザイン内容、アーティスト、制作期間によって変わります。

Q. アート作品は経費になりますか?

取得価額や用途によって処理が異なります。

国税庁のFAQでは、1点100万円未満の美術品等は原則として減価償却資産に該当するとされています。

ただし、実際の会計処理は企業の状況や作品の性質によって変わるため、顧問税理士に確認することをおすすめします。

Q. 採用に効果はありますか?

オフィスアートは、採用候補者に企業の価値観や雰囲気を伝える要素になります。

特に、オフィス見学や面接で来社した候補者に対して、言葉だけでは伝わりにくい会社らしさを印象づけることができます。

採用サイトやSNSで制作プロセスを発信することで、採用広報にも活用できます。

Q. どの場所から導入するのがおすすめですか?

初めて導入する場合は、エントランス、会議室、リフレッシュスペースがおすすめです。

エントランスは来訪者や採用候補者への印象づくりに効果的です。会議室は社員が日常的に使うため、雰囲気の変化を実感しやすい場所です。リフレッシュスペースは、社員の気分転換やコミュニケーション促進に向いています。


12. まとめ:オフィスアートは、企業らしさを空間で伝える投資

オフィスアートは多数のメリットと効果があります。企業理念を可視化し、社員のエンゲージメントを高め、来訪者にブランドを伝え、採用候補者に印象を残すための空間ブランディング施策です。

特に、壁に直接描く壁画(ミューラルアート)は、プロセスから丸ごとオフィス空間そのものと一体化し、企業の象徴となる表現をつくることができます。

一方で、導入にあたっては、目的整理から制作会社選びまで、実務上の確認も欠かせません。

NOMAL ART COMPANYでは、企業の想いや課題を丁寧にヒアリングし、アーティストの表現力と掛け合わせながら、オフィスに「その会社らしさ」を宿すアートプロジェクトを提案しています。

「自社にアートが合うかわからない」
「まずは費用感だけ知りたい」
「採用やブランディングに効くオフィスをつくりたい」
「移転や改装に合わせて、象徴的な空間をつくりたい」

そのような段階でも、お気軽にご相談ください。

関連リンク:
オフィスアートの導入相談はこちら
オフィスアートの制作事例を見る
導入費用について詳しく見る
ミューラルアートとは?
共創アートとは?
オフィスアートの会計処理完全ガイド

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企業文化、ミッションビジョンの浸透に役立つ

アートの効果の4点目は、企業文化の浸透に大きく貢献することです。ビジョンは言葉で伝えることが一番わかりやすいですが、各々が自由に解釈する面白さがあるのがアートというコンテンツです。

ウォールアートが担うのは見た目の美しさだけではありません。MVV(ミッションビジョンバリュー)に代表される、その会社の根幹の部分を具現化しようとします。それは時には言葉より雄弁に会社の個性や魅力を社員に語りかけ、出社するたびに企業文化を感じることができるでしょう。

オフィス アート アンケート

採用における「選ばれる職場」づくり

実は就活中の学生からは、圧倒的に関心度が高いオフィスアート。アートのある職場は単に場が華やぐだけではなく、アートが歓迎される社風の表すことに繋がり“こういう思想のある自由な場所で働きたい!”を引き出すことができます。

オフィス アート 学生からの関心 アンケート結果

男性社員ばかりのIT企業が女性の採用に力を入れる時には、しっかりと骨太なアートを描きつつも女性らしいテイストを入れてみたり。独創性のある人材を採用したい場合は、あえて独特なアートを導入してみたり。

元より柔軟な社風の企業はもちろん、レガシー体質を見直し、リブランディングで新たな人財を獲得したい企業にも選ばれる選択肢です。

導入の流れと費用感

オフィスアートの導入は、次の流れで進みます。

  1. ヒアリング – 経営理念や空間の課題を丁寧に伺います。

  2. プランニング – 世界観に合ったアーティストやデザインを提案。

  3. 制作/施工 – 現役アーティストが現場で壁に生命を吹き込みます。

  4. アフターフォロー – メンテナンスや更新提案も継続サポート。

費用は小規模で30〜100万円程度、大規模では数百万円規模になることも。
賃貸オフィスでも原状回復を前提にした設計が可能ですので安心です。

導入の流れと費用については「壁画制作の料金とは? 気になる費用や制作方法・制作期間について壁画会社のスタッフが解説。」もご覧ください。

オフィスアートの導入事例紹介

  • エントランス事例(株式会社アットオフィス様の事例
    Before:白いプレーンな空間
    After:企業理念を象徴する壁画を導入 → 来訪者から「会社の世界観が伝わる」と好評

エントランス オフィスアート
エントランス オフィスアート

  • 会議室事例(株式会社アロワーズ様の事例
    Before:白いプレーンな空間
    After:ポップアートを配置 → 会議が活性化し、アイデア共有がスムーズに

会議室 オフィスアート

  • 大型プロジェクト事例(日本電気株式会社(NEC)様の事例
    Before:社員の一体感が不足
    After:ワークショップで社員が参加して制作したアートを設置 → 「自分たちの作品」という誇りがエンゲージメントを高める


大型プロジェクト オフィスアート

 

オフィスアートの導入ならNOMAL ART COMPANYへ

私たちNOMAL ART COMPANYは、年間100件以上の実績を誇るオフィスアートの専門チームです。
現役アーティストと直接コラボできるのが大きな特長で、完成した作品には「企業とアーティストの物語」が宿ります。

また、導入の瞬間だけでなく、ライブペインティングや社員参加型ワークショップなど、アートを「体験」できる仕組みもご用意。
オフィスが単なる職場ではなく、「物語のある場」となるよう伴走いたします。

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