オフィスアートの効果とは?職場環境を変えるアートの力
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オフィスの空間デザインにアートを取り入れることは、近年ますます注目されています。ビジネスにおいて、オフィスアートがもたらす効果は多岐にわたり、従業員のモチベーション向上やブランドイメージの強化などに寄与します。ここでは、その具体的な効果について、事例を交えて詳しく見ていきましょう。
目次
従業員の気分転換とリフレッシュ
オフィスにアートがあることで、従業員がストレスから解放され、気分転換やリフレッシュが容易になるという効果があります。NOMAL ART COMPANYの調査によれば、アート作品を導入した企業の従業員の約76%が「アート作品の設置によって、気分転換・リフレッシュなどの快適さが向上した」と回答しています。あるIT企業では、社員が疲れたときに見られるように、休憩スペースに抽象的な絵画を配置しました。これにより、社員が仕事から一時的に離れ、リラックスしやすい環境が整いました。
オフィスアートの具体的な効果事例「三機工業」
三機工業のファシリティシステム事業部は、「事業部をもっと良くしたい!」という有志のメンバーにより、オフィスの壁面にシンボルアートを導入するプロジェクトを始めました。このアートは、働く社員の皆様に「自分の存在意義」を強く感じてもらうことを目指して始動しました。
アートは、事業部のMVV(Mission, Vision, Values)を反映する方向でデザインされ、社員が自分の仕事に対する誇りや意義を感じるきっかけとなっています。具体的には、壁画は「3」という数字やベンチャーマインド、そして『カイテキ』な環境を作るという事業内容を視覚的に表現しています。創意工夫によって、社員がリフレッシュし、気分転換できる空間が提供されました。
創造性の向上
アートは視覚的な刺激を提供し、従業員の創造性やイノベーションを引き出す効果があります。色彩や形、ストーリー性のあるアートは、思考を広げ、新しいアイデアを生み出すきっかけとなり得ます。ある広告代理店では、会議室の壁に大きなモダンアートを飾り、ブレインストーミングの際に新しい視点を提供する効果を狙いました。その結果、アイデアの質と量が増加し、プロジェクトの成功率も向上したという報告もあります。
オフィスアートの具体的な効果事例「SCSK株式会社」
SCSKの新たな価値創造の場である「SCSK LINK SQUARE」の事例。ペインターユニットWHOLE9による壁画は共創のストーリーを伝えるためのものです。アートはチームビルディングだけでなく、創造的な思考を刺激し、イノベーションを促進する環境を作る効果があります。
ブランドイメージの強化
オフィスにアートを取り入れることで、企業のブランドイメージを外面的にも内面的にも強化できます。アートは企業の理念や文化を視覚的に表現する手段であり、来訪者や従業員に対して企業の価値観を伝えることができます。高級感のあるオフィスデザインに地元のアーティストの作品を取り入れる企業の事例もあります。地元アーティストの起用によって企業は地域とのつながりを強調し、持続可能なビジネスプラクティスを示すことができます。
オフィスアートの具体的な効果事例「株式会社ベイカレント」
井上純(JUN INOUE)による壁画は、レセプションから執務エリアまで広がり、企業の躍動感や進取の精神を視覚的に表現しています。このアートは、来訪者や社員に対して企業のブランドイメージを強固にする役割を果たします。特に、企業のビジョンや価値観をアートを通じて伝えることで、ブランドイメージの向上につながりました。
コミュニケーションの促進
アートはコミュニケーションの触媒ともなります。壁に飾られた絵画やアートオブジェは、自然と会話のきっかけを提供し、チーム内や来訪者との間で新たな関係性を築く助けとなります。あるデザイン会社では、毎週アートについて話す「アートトーク」セッションを始め、社員間のコミュニケーションとチームビルディングを強化しました。
オフィスアートの具体的な効果事例「Meta」
Metaではオフィス内マグネットを扱ったオフィスアートを導入。パーツにはマグネットペイントが塗布され、さまざまな掲示物を傷つけることなく貼ることができる仕様に。パーツの位置を入れ替えることができるため、常に壁に新しい印象を持つことができると同時に社員同士のコミュニケーションを活性する憩いの場としても活用されています。
エンゲージメントの向上
オフィスにアートを導入することで、社員のエンゲージメントが向上した実例があります。例えばある大手アパレルEC会社ではエントランスやオフィス内に、国内外の若手アーティストによるアート作品を多数展示しています。これにより、社員にインスピレーションを提供し、創造性やモチベーションの向上を図っています。同様の事例は多く報告され、増え続けています。
オフィスアートの具体的な効果事例「ネクセラファーマ株式会社」
オフィスの執務室エリアに大きく彩られたアートは、会社の「ファミリーデー」のタイミングで従業員とその家族、中でも多くの子供を交えたワークショップを通じて描かれたものです。
自身の家族と一緒に楽しくコミュニケーションを取りながら描いたエネルギッシュな壁画のある空間は、社員のエンゲージメント向上に貢献しています。
ストレスの軽減
アートは視覚的な美しさだけでなく、精神的なリラクゼーション効果もあります。美しい作品に囲まれた環境は、ストレスを和らげ、仕事への集中力を高める効果があるとされています。ある医療関連の企業では、待合室や診察スペースに癒し系の風景画を配置し、患者だけでなくスタッフのストレス軽減も実現しました。
オフィスアートの具体的な効果事例「株式会社Q’sfix」
システムインテグレーションを提供する株式会社Q’sfixでは、デザインの至る所に海を感じる解放感を大切にし、リラクゼーションを感じられるアートをオフィスに展開しています。そこで働く従業員のストレスや心身の健康を意識した空間づくりを行うことで、結果的に仕事の効率化や従業員満足度を高めていく効果も期待しています。
オフィスアートがもたらす効果についてのまとめ
オフィスにアートを取り入れることは、単なる装飾以上の価値を提供します。それは従業員の幸福感や創造性を高め、企業のブランド力を向上させるだけでなく、職場環境全体をよりポジティブで生産的なものに変えます。オフィスアートの導入を検討する際には、それがどのように職場文化や業務効率に影響を与えるかを考慮し、戦略的に行うことが大切です。
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